昨日は家の天井に付いちゃって。今日は早速体育館の天井についてしまった。
「こんなに早いか…」
呆れたように見てくるお兄ちゃん。そのお兄ちゃんも今は私の膝より下にいた。
莉菜「お兄ちゃんこんなに小さくなっちゃったね」
「いや、お前が成長しすぎたよ」
莉菜「それでもお兄ちゃんは好き?」
「す、好きだよ…」
莉菜「えへへ、そうか」
片手でも収まるお兄ちゃんの体を両手で丁寧に持ち上げて、目の前に移る。
「おい、こら」
莉菜「えへへ、高いよ」
「そうだな」
今になって、こんな風にお兄ちゃんを見るのは久しぶりに感じてきた。
莉菜「お兄ちゃん…」
「なに?」
莉菜「キスしたい」
「…」
莉菜「ダメ?」
お兄ちゃんは顔を赤くして、ちょっと困ったようにした。
「いいよ。莉菜、いい子だから、ご褒美だな」
莉菜「うん!」
お兄ちゃんをもっと近く寄せて、頬にキスした。
「あはは、莉菜かわいいな」
莉菜「え?なになに?」
「そういうキスだと思ってしまったな。やはり莉菜はまだ子供だなって」
莉菜「私だって…したいのに。お兄ちゃんが嫌がったらと思って、できなかった」
「そ、そんなことないよ…莉菜がしたいなら俺は別に気にしないよ」
莉菜「本当?」
「うん…」
莉菜「じゃあ」
今度は舌を出して、お兄ちゃんも受け止めてくれた。口に入ると、お兄ちゃんの匂いがいっぱい広がって、とても気持ちよかった。
それからいっぱいお兄ちゃんを堪能しちゃった。