6月 22, 2019 31日

十四日目

そんなに大きかったお兄ちゃんは今では私の小指にも満たないほど小さかった。
もちろんそれはお兄ちゃんだけではなく、ほかの人はそれ以上に小さく見えた。
それも昨日の話。
莉菜「あ、お兄ちゃんどんどん小さく見えるよ」
「それはお前が大きすぎたよな」
マヤ「今の身長は、216788センチです」
「いきなり千メートルのの大台を超えたと思うと、もう2kmか」
莉菜「えへへ、まだまだ成長期だね。そういえば、湖もお風呂に使えなくなるのかな」
「あ、そっか。まず行ってみるとするか」
それから数分だけで湖に到着して。
「やはりか」
服を脱ぐ必要すらなく、湖の中心部まで入ってみても、その水は足に浸かったくらいだ。
前はまだ体育座りをしていればなんとか収まるけど、これじゃどうしようもできない。
横たわれば体の半分は入れそうだけど、高さまでは収まらない。
「マヤさんが言っているにはこれからは海でしかないね」
莉菜「海!行ってみたい」
「まあ行くだろうから今行って見ようよ」
そして海まで行ってみて、浜辺は低すぎて何も出来ず、だんだんと前に進めるとやっと体が水に浸かった。
「海の最深部は10kmはあるから。これなら行けそうだな」
莉菜「はい!えへへ、お兄ちゃんも一緒に」
「お、俺はいい!」
莉菜「大丈夫だよ、私がいるから」
お兄ちゃんを摘んで私の近くの海に置いみる。あまりの深さにお兄ちゃんは怖がっているようで足をジタバタさせている。
私は足が地面について頭が海面の外だというのに、ここはお兄ちゃんにとって底知れない深さだな。
「早く助けて、ぷは」
莉菜「あ、ごめんね。お詫びに」
そしてお兄ちゃんを胸元に置いた。
莉菜「サービスにお兄ちゃんは私の胸をどうしようもいいのよ」
「…」
莉菜「あ、こう見ると。お兄ちゃんって私の乳首より小さいね」
「だからそれは莉菜が大きすぎたのよ」

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