6月 27, 2019 31日

十九日目

莉菜「えへへ、お兄ちゃん。今はこうすれば500kmはあるよ」
そう言って海の上に座って足を伸ばす莉菜。それはつまり体の半分だけで500kmはあると言うこと。今朝測ってもらった身長では967kmもあるとマヤは言っていた。
「すごいな。もうこんなに大きいのか。それにふとももだって、その直径より高いものさえいない」
形がよく、横になっても海に浸かる程度で、今はそれを超えるものすらいない。
莉菜「もう、私の太ももが太すぎるみたいな言い方だよ」
「あ、ごめん。そういうつもりじゃないけど。でも、俺はこんな莉菜の太ももが、大好きだよ」
莉菜「そうなんだ。よかった」
肩に乗せてもらって下を見る。
「それにしても、莉菜の体重はどれくらいになった?」
莉菜「え、乙女の体重を聞くとかデリカシーないな」
「あ、すまん。俺が悪かった」
莉菜「冗談だもん。お兄ちゃんが知りたいなら教えてあげたいけど。私も知らないけどね」
「そうだった。測る器具はないよね」
ちょっとマヤに聞こうと思い、電話をかけてみると、ずっと測っているらしく、すぐにデータが送り届けてきた。
「あ、データあった。9194…この一体何桁⁉︎ええと、16⁉︎莉菜の体重は9×10^15トンくらい⁉︎」
莉菜「あったの?そんなに重かったの?」
「これは多分この身長では普通かと思うがやはり大きいと必ずこうなるから仕方がないよ」
莉菜「お兄ちゃんはこんなに重くても私のこと好き?」
「そりゃ好きよ、莉菜のことずっと好きだよ」
莉菜「そっか。なら大丈夫もん。えへへ」
それにしても、体重から見れば身長よりもっと馬鹿でかい数値だよな。これはシロナガスクジラの5×10^13倍はある…これを聞いてもわからないな、数値いがでかすぎて比べても何もわからない。

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