7月 08, 2019 31日

二十七日目

莉菜「これは何?」
「わし座η星らしい。太陽の100倍のあるのだ」
莉菜「ちっちゃいね」
「ま、莉菜に比べればそうだな」
莉菜はそれの4倍近くあるから、小さく見えるのも当然だ。
今は宇宙で色々と回っている。莉菜の成長も止まらずに。1秒で14000kmも伸びる速さに達している。つまり1秒1秒で地球を何個も何個かも超えていく。
それでも宇宙で見聞を広めると、別にそれはどれほど大きいものでもないと実感した。
「これは小さい方かもな」
莉菜「うん!さっき見たのすごかったよね」
「あ、たて座UY星。太陽の1700倍以上もあるからな」
それも人類が観察しうる範囲で一番目大きい惑星だ。だが、大きいと言ってもとてつもないほどの差じゃない。
莉菜「私が379,182,809kmで。その星は私の5倍以上はあるな」
「そうだな」
世界、いや、宇宙一の惑星との差は、もうその程度の差しかいなかった。
これだけなら、一日で超えてしまわないだろうか。
惑星級の巨人が莉菜と言うのなら、その先には惑星級すら超える。

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